ただの日記 5/2
5/2の日記を5/3に投稿するでござる。
本当にただの日記。
今日はキャンドルを作りました。
ゼリーキャンドルとかいう、なんかキャンドゥが売ってる奴です。
オーナメント(要するに飾り)としてお洒落なものが沢山売られていてインスピレーションが刺激されたので、金曜日辺りにも一度作ったのですが。
そのときはロウを溶かす温度調整に失敗して思うようなものを作れなかったので、今回のはリベンジということになります。
そもそもゼリーキャンドルが何か、という話を軽くしておきましょう。
チューブに入ったゲル状のロウを湯せんなど(融点90℃くらい)で溶かし、オーナメントで飾ったり芯になる部分をセットしたグラス等の中に注ぎ込んで、固まるまで待って終り、というシンプルなお手軽ハンドメイドグッズです。
割と綺麗、可愛い。
さて、そんなキャンドル作りにあたって、僕がまず最初にしたことは
『紙焼き』
です。
紙焼きってなんだよ、って読んで字の如く紙を焼く行為です。
ただここで誤解してはいけないのは、僕がやったのは決して『紙燃やし』ではないということ。
紙は、当たり前だけれど燃やせば無くなる(灰になるけど、まぁ紙じゃなくなったのだからなくなったのと同じ)。
しかし、焼くだけならば形は残るのだ。
言うなれば『人体に放火すれば重大事案だが、日焼けサロンは合法である』そういう話。
ここで活躍したのが前回作った『失敗した』方のキャンドル。
これを火元として、僕はコピー用紙をちぎったり箸でつまんだりしてろうそくの火で加熱し、焦げ付かせたりして遊んでました。
何故そんなことをしたのかと言えば、僕は『古いっぽい紙』を作りたかったのです。
更にその理由を語るためには、僕がオーナメントとして買ったものの一つについて説明する必要があるでしょう。
前回作ったキャンドルで使ったオーナメントは『鍵』『時計』『錨』など(どれもアンティーク調)というまぁ若干中二ズムを感じなくはないそれで、つまり僕は中二病ということなんですけども、じゃあ今回何を買ったかと言えば、なんと『メッセージボトル』です。
うーむ、中二病とは言え邪気眼タイプとはちょっと違う感じなのが厄介。
でまぁそんな訳で、そのメッセージボトルに古っぽい紙を入れてなんかそういう雰囲気を作ったらお洒落なんじゃないか、という安易な発想から、僕は『古っぽい紙』の製作・検討に着手した訳です。
そして焼いた。
これが中々難しい作業でして、端っこのところが余りに綺麗すぎたり、ちぎったところがなんというか無愛想にリアルだったりしたのが気に入らず、そこに火をあてようとすると、そこはそれ、素材が紙なだけあって、簡単に発火してしまう。
普段はそうならないよう火から僅かに離した場所であぶるように焼いている(焦げ付かせている)のだけど、端っこ辺りともなると(毛羽立ちのせいだろうか)何故か着火しやすい。
着火をすれば、延焼もする。
何回火の玉が僕の部屋に転がったことか。
(※後にぬれタオルを用意してなんとかしました)
まぁそんなこんなの苦労を越えて、僕は紙を焼いて古っぽい感じを出す技術の確立に成功しました。
ところがその後、大体23時くらいのことです。
僕は必要がなくなった後でも技術の研鑽のためにとよりよい古っぽい紙製造法の研究を続けており、その中で『液体を塗ってから炙る』という手法が優れているのではないかという知見を得始めていました。
――いやまぁ面倒だからオチから言うと、
『コーヒー塗って乾かせばそれっぽくなる』
という知見を得てしまった、つまりそもそも紙を焼く技術なんて必要なかったことに気付いてしまった、ワケなんですけども。
みんなも火の扱いには気を付けて、
火を使う必要がなければ、
使わないようにしようね。