雨に咲く花に

プリティーリズムとか、その他について書く奴です。

Pretty Rythmに出会って人生がキラめきはじめた(1)

 表題のような内容について語る前に、まず二つ『表題について』言わせていただきたい。

 表題について、というよりも『Pretty Rhthm』という単語について、である。

 『Pretty  Rhthm』自体については、後で語るので、まずは単語としての『Pretty Rhthm』。

 

 まず一つ。

 子音が少ない。

 

 次に二つ。

 『Pretty Rhthm(プリティーリズム)』、略して『プリズム』って、ちょっと出来過ぎてないか?

(これについては下においても説明する)

 

 以上。単語自体について記したので、いよいよ『Pretty Rhthm(以下PR)』について。

 

(とは言え、直ぐに本題に入る訳ではない。暫くPRについての説明や、当ブログにおいての扱い方の説明を長々とするので、必要ないとご判断された方については、『ここまで』とした青文字までスクロール願いたい)

 

 そもそもこのPR、発端としては、

タカラトミーシンソフィアが共同開発した日本のアーケードゲーム

  (Wikipediaより引用)

 

 なのであるが、当ブログに於いては、そのアーケードゲームの世界観とリンクした同名のアニメシリーズのことを差す、ということとする。

 

 アニメとしてのPRでは、その主題の後ろに『オーロラドリーム』や『ディアマイフューチャー』、『レインボーライブ』といった言葉が続き、それぞれ世界観を(一部)共有した別シリーズのアニメである。

 

 中でも、当ブログにおいてはアニメPRの第三作目である『レインボーライブ』について多く言及することが予想されるので、断りなくPRと表記してある場合には、アニメ『プリティーリズム レインボーライブ』のことを差す、ということとする。

 

 また、略称としては『プリズム』を公式が推奨しており、俗的に『プリリズ』とも呼ばれている、という情報も付け加えておこう。

 

ここまで

 

 さて、必要な説明はまだある気もするが、ご挨拶も省いた以上、それ以外についても省くべき点を省くことが最も合理的であろう筈なので、本題に入る。

 

 本題、とは

Pretty Rythmに出会って人生がキラめきはじめた

 ということである。

 

 PR中の多くの場面に於いて、言外に、或いは明瞭とした言葉を以て語られていることとして、

『心のきらめきを常に持て』

 というものがある。

 ストーリー中においても

  • 心がきらめいたから、何か行動を起こした。
  • 心のきらめきを失ってしまい、失敗してしまった。
  • 心のきらめきによって、大事なことに気付けた。
  • ジャンプしたら心のきらめきが周囲をファンタジーに彩った(無限に増えてハグしてみたり、花火打ち上げてみたり、山一つ薔薇だらけにしたり)。

 等々の描写が見られる。

 それは、深いことを考えず、単なる消費者として、思考を止めてぼけーっとこのアニメを見ていたとしても、きらめき、輝きという単語についての印象を何かしら覚えざるを得ない程である。

 

 さて、もしもPRを見ていらっしゃらない方がこの記事を読んでいるならば、ここで一つの疑問が湧かないだろうか。

 

 『心のキラめき』とは、一体何なのだ、と。

 勿論、この言葉について明瞭かつ確定的な説明ができるとはおこがましくも思ってなどいない。

 だから、勿論説明するとしても、私の個人的な考え方を披露させていただくだけに過ぎないのだが、よいだろうか。

 

 私の考える、このアニメの中で描写されている『心のきらめき』、とは

 

 ――――ワクワクする心、燃えるような心、思わず歩き出したくなるような心……そういったもの、全て――――

 

 である。

 例えば、『今日はいつも見てるアレの続きが公開される』と考えているとき。会話が弾みに弾んで楽しくて仕方ないとき。美味しいものを食べたとき。朝目覚ましが鳴る前に起きることができたとき。教科書を開いたら丁度今日やるページだったとき。授業が早く終わったとき。なんとなく見上げた空の雲が、なんとなく綺麗だったとき。テレビのコーナーが自分好みだったとき。何かをやっと完成させたとき。お風呂に入っているとき。結婚を申し込んだらOKされたとき。待ちに待ったプロポーズを受けたとき。飴を舐めているとき。レジが空いていたとき…………

 そんな場面で、『心はきらめく』のである。

 先程の説明ではピンとこない、漠然としすぎている、と思われる方には、こう考えてもらってもいい。

『ポジティブな気分全て』

 何か、何でもいい、とにかく貴方が多少でもポジティブな気分になったとき、その瞬間に、貴方の心はキラめいているのだ。

 心がきらめく瞬間を貴方は持っていて、そして心がきらめいている瞬間というのは、素晴らしいのだ。

 

 ――強引? 

 確かに、そうかもしれない。

 

 ――範囲が広すぎる?

 確かに、そうかもしれない。

 

 ――『心がきらめく』というのは、特別そうなことなのに、そんなに範囲が広くっちゃあ結局何の意味もないのと一緒?

 違う、そうじゃない。

 

 特別じゃなくても、いい。

 

 特別じゃなくたって、その『心のきらめき』は何か奇跡を起こせるし、また次のきらめきへの原動力にもなる。だから、どんなに小さいことで心をきらめかせても、それは一つ一つが大事なきらめきなのだ。

 

 ――作中に、こんな場面がある。

 メインヒロインである彩瀬なる(中2、小さくて可愛い。曲も可愛い。口癖は『ハピなる)の言う『幸せ』『ハッピー』という言葉がよくわからない、という顔を浮かべるりんね(年齢不詳。背が高くて美しい。神聖すぎて可愛いとかいうアレじゃないジンギスカン)に対して、

 なるは、いくつか言葉を捻り、そのどれも的確ではない、と悩みながらも、最後にはそのときのことを思い出してだろうか、幸せそうに『私は、ホットミルクを飲んでいると幸せ』と説明する。

 すると、それを聞いた、或いはその顔を見たりんねは、何やら嬉しそうな、少なくとも『難しくてわからない』という苦しいものではない、ポジティブな表情を浮かべる。つられて、なるも笑顔になる。

 勿論、なるの説明だけでりんねが『幸せ』という言葉について完全に理解しきれた訳ではないだろう。

 しかし確実に言えることとして、二人はその瞬間に『幸せ』――本題に沿って言い換えれば、『心のきらめき』を覚えたのだ。

 なるは、自分にとっての『幸せ』を、飾ることなくりんねに見せた。りんねは、なるという友達から、ストレートな『幸せ』の感情を受け止めた。

 そんなやりとりの中で、二人は、少ない言葉ながら、何よりも大きなものを交わしたのだ。

 このシーンの後から、りんねはなるの口癖である『ハピなる』を真似るようにもなる。心理学を引用するまでもなく、これはりんねのなるに対する『信頼』の表れであるに違いない。

 再度になるが、とある心のきらめきによって(発端は、ホットミルクを飲む、という小さな喜び。また、友達が親身に説明してくれる、というもの)、友達同士の信頼関係、という大きな結果、そして更なるきらめきが――という結果が生まれた。

 

 まさに、この描写こそが、Pretty Rythmにおける『心のきらめき』を表現した最たるものの一つなのだと、私は考えている。

 

 さて、長くなった上に、まとまりのない文になってしまった。

 読み飛ばすことなくここまで読まれた方はどれほどいるのだろう、と自虐的にも考えてしまう程だ。

 もしもそのような方が居たら、こう思って欲しい。

『最後まで、飛ばさずに読み進められた自分、ハピなる!』

 そして、その心を、ぞんぶんにきらめかせて欲しい。

 

 また、そうでない方であっても、である。

 今この文章を読んでいる、という事実に、どうか些細でも半ば押し付け気味でもいい。

 とにかく

『今自分は、幸せだ』

 そんな風に思っていただけたなら、きっと筆者の心もきらめくであろう。